2022.02.27
塩ビシート防水の改修工事実例 伊勢志摩にて①
三重県の防水工事店 多気郡、度会郡、伊勢市、志摩市、松阪市、津市、鈴鹿市でベランダ・バルコニー防水工事・屋上防水工事・外壁塗装・雨漏りでお困りならピタワークスにご相談ください。
こんにちは、ピタワークスの舘です。
前回、自宅のシート防水の実験をご紹介しましたが、今回は実際にお客様のお宅で同じ工事をさせたいただくことになりました。
同じく軽量鉄骨で同じハウスメーカーで全く同じ仕様であります。
でもお客様のお宅の方が広い(笑)
このハウスメーカーはバルコニーに保護マットが敷いてあります。
文字通り防水層を保護するのですが頻繁にメンテナンスが必要になりますよ、というお話からお伝えしたいと思います。
というのも雨や黄砂・花粉に含まれる不純物をストックしてしまうからです。
ご存知の通り、空から降ってくる雨にはさまざまな化学物質が含まれます。
化学物質は塗装や塗膜を想像以上に劣化させます。
垂直面は不純物も雨水と一緒に下に落下しますが、バルコニーや陸屋根などの水平面は不純物がとどまります。
防水層に影響を及ぼすのは容易に想像がつくでしょう。
保護マットをめくるとご覧の通り↓
ゴシゴシ洗っていきます(;’∀’)
ポンプ洗浄+たわしゴシゴシで積年の汚れが落ちました!
土砂がなくなり色褪せた防水面が姿を現します。
しかしここで問題が!
なんと、排水周りのシーリング材が開いています(;’∀’)
慌てて真下を除くと軒天がにじんでいます・・・(;’∀’)
下が部屋だと即、雨漏りに気が付くのですが・・・
部屋の外だと気が付かないんですねぇ。
シーリングが完全に開いています↓
乾燥させプライマー塗布後、耐水性に強いポリエステルパテで封鎖します↓
みっちりと詰め込みます。
排水周りにシーリング材は使いません。雨水との接触時間が長い箇所ほど耐水性の強い材料を使わなければ数年で開くことは間違いないでしょう。
これだけしておくと雨が降っても大丈夫です。
この現場はしばらくは放置して他の現場に入りますので、仕上げの様子は次回ご紹介いたします。
ご覧いただきありがとうございました。