2024.03.26
ユニットバスを防水工事でバリアフリーに改造
三重県の防水工事店 多気郡、度会郡、伊勢市、志摩市、松阪市、津市、鈴鹿市でベランダ・バルコニー防水工事・屋上防水工事・外壁塗装・雨漏りでお困りならピタワークスにご相談ください。
こんにちは。今回は介護施設のバリアフリー化に挑戦です!(^^)!
個人的には介護施設は隠れた需要の多い案件だと思っていましたが、徐々に問い合わせが多くなってきましたね。
介護施設やデイサービス施設に入浴はつきもの。
今回は介護施設の浴室回りでお困りの方にぜひ見てほしい内容です。
室内でエアコン完備の工事現場。
熱い夏の日や雨模様の日など、とてもありがたいお仕事です☆
とはいえ一筋縄ではいかないのが浴室リフォーム。
特に介護施設では車いすやベッドでの出入りが可能で身体の不自由な方の入浴を考慮した極めて自由度の高さが望まれます。
今回もこんなこともできてしまうという自画自賛の工事内容でお送りします(笑)
さて、これまでも浴室リフォームは何度か取り上げてきましたが今回は既存ユニットバスの形状をかえて欲しいというご依頼です。
どんどん難易度が高くなっていくのが怖い・・・(笑)
さて、現状がこちら↓
何が問題かと言うと、こちらのユニットバスの入口サイズでは車いすが入れません。
建築当初、この部屋は車いすの出入りは予定していませんでした。
入居者様の介護レベルに合わせればその時は必要なかったのです。
時がたてば事情も変わるもので、車いす生活を余儀なくされれば間取りを変えざるを得ない状況に。
施設のメンテナンス担当者がFRP防水に詳しいこともあり、ドアを外して間口を広げるという案に対し、弊社に打診があったという訳です。
現場を見てすぐさま「可能です」と即答。
被着体(ユニットバス)はFRP防水と相性の良い樹脂素材です。
かつ、どのような形状にでも現場で加工出来るFRP防水にとって「出来ない事」のほうが少ないといえますね(*^^)v
まずは間口を広げる作業。
壁をめくり、扉を外し、石膏ボードを切り欠き、既存の角ばった部分を車いすが進入しやすいように落とし、
合板で被着面を作ります↓
ここまでが中々大変な作業でした(;^_^A
ジョイントに使用している緑のテープは特殊なものではなくホームセンターで購入できるものです。
最初は専用の高価なテープを使用していましたが自社の実験と経過観察で問題なしと判断したものを採用。
ただし手順を間違うと失敗しますので注意が必要です。
その手順は省略しますがこれで下地は完了です👍
ここからが防水工事。
防水材料は少量ですが、とにかく手間と時間がかかります💦
塗布と硬化時間待ちを繰り返します。
FRP製の形成資材とポリエステルパテと樹脂ライニングの複合で防水処理を進めていき、
一滴も漏水することのない層を作り上げていきます。
画像では伝わりにくいですが強固な防水層が出来上がりました☆
そして硬化後トップコート塗布で完成↓
今回は在庫色で間に合わせました。そのほうが余分な経費がかかりません。
もちろん色調をある程度合わせることも可能です👍
なんと!車いすがらくらく進入できるように!
経験値が上がれば現場下見の時点で完成イメージが浮かびます。
今回は即刻イメージが浮かんだので「はい出来ます!」と即答する事が出来ました。
自信がなければ今回の工事はなかったかもしれません。
予算を大幅に下回る嬉しい誤算にとても喜ばれていたのが印象的ですね。
最近では「工事をする」というより「作品を作る」という思いで作業をしています。
防水工事は手間を惜しまず一気に終わらそうとしない。
そうすると一つ一つの完成度が高くなり、自身の工事は作品となり、とても愛着がわくものです。
ユニットバス丸ごと交換とは違う改修工事、
どのような仕上がりになるだろうと心配されていたお客様に喜んでもらえるのはとても嬉しいですね☆
介護施設の建設ラッシュ後十数年が経過し、同じように悩まれている方は多いのではないでしょうか?
お困りの方、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。
今回も貴重なご依頼に感謝申し上げますm(__)m
最後までご覧いただきありがとうございました。