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2026.02.07

止まらない雨漏りは考え方を変えてみる

三重県の防水工事店 多気郡、度会郡、伊勢市、志摩市、松阪市、津市、鈴鹿市でベランダ・バルコニー防水工事・屋上防水工事・外壁塗装・雨漏りでお困りならピタワークスにご相談ください。

 

去年の夏は大変な暑さでしたが、この記事を書いている今は冬真っ盛りで今シーズン最強最長の寒波の日々が続いています⛄

こんな気候での施工はなるべく控えよう、ということで溜まりにたまった施工事例を整理することに。

どれにしようか悩んだ挙句に去年の1月に施工した事例をご紹介します。

今回の施工場所はバルコニーでもお風呂場でもありません。

工場の大屋根、しかも他社で何回か施工したけど雨漏りが止まらない案件…

 

何が原因か?と考える前に工場の屋根はとんでもない高さ。

しかも高さに加え冬の北風が冷たく吹き荒れます。

 

めちゃくちゃ怖いけど屋根に上らねば話は進みません💦

重い腰を上げ、長いはしごを積んで現場へ、

大屋根へ登ります(>_<)

こわっ(>_<)……

 

先ずは工場内の雨漏り箇所の真上を特定すべく工場の方と携帯電話で話しながら当該箇所へ向かうと、煙突のような役物が。

換気口でしょうか?

ちょうどこの真下で雨漏りしている模様です。今回の雨漏りは屋根裏部屋がないので工場内からは波板スレートの裏側が丸見えです。

 

この役物の足元からの雨水侵入であるとほぼ断定。

 

なるほど、前任者も怪しいと考えたのでしょう。

あらゆる箇所にコーキング材が打ってあります。

一見、侵入口はすべて封鎖してあるように見えますが風雨だと雨漏り、

しかも段々と酷くなっている模様。

 

ご依頼主の社長様からは10年は持たせてほしいと懇願されていますが、

今の時点では施工方法が全く見えていないため返答に躊躇してしまいま

す(;^_^A

 

雨漏り診断士を名乗っている限り言い訳できないプレッシャーと足場

を組んでもらうためかなり高額になることでさらに追加のプレッシャ

が…

 

しかし冷静に考えると対処法は見えるものです。

私はこのような案件では施工方法をすぐには決めません。

現場写真をなるべく多く撮り、一定期間寝かせて結論を出すことにして

います。

 

そして導き出したこたえは3つ。

  • 施工内容は数年に一度の猛烈な台風を想定する

晴れた日に施工をするのが防水屋。

そして雨の日(暴風雨や記録的な大雨)に結果が出る仕事です。

晴れた穏やかな日に凄まじい大雨を思い浮かべるのは難しいかもしれま

せんがこれもまた若かりしころの苦い経験が教えてくれました。

 

  • 前回同様のやり方(コーキング処理)は絶対NGである

前回他業者のコーキング処理が手抜きでないと考え、自分がコーキング

処理をしても同様の結果であったと考える。となるとこの案件はコーキ

ング処理ではダメだと結論が出ます。要は職人の技術の差ではなく雨漏

りとの向き合い方の差であると考えてみるのです。

 

  • 保険を掛ける

先に申し上げた通り、足場を組んでいる以上費用もかさんでしまいます

ので中途半端な施工は厳禁です。

ここは大丈夫そうだなどと思わずに役物の取り合い、ビスの頭、屋根の

重なりなど広範囲にリカバリーをすることが保険を掛けることになり大

雨や台風の日に「よーしこい!」と思えるわけです。(それでも大雨の

日はソワソワしてしまいますが…笑)

ちなみに弊社では雨漏り再発賠償保険(10年間)も入っています。

 

 

どんな事柄でも己惚れは禁物です。

それと同じくらい大事なのは気負いすぎないことです。

必死に考えてもその時に答えは出ませんが、数日後ふと思いつくことが

あります。

そしてその事柄を必ずメモを取っておきます。

メモを見返して整理してみると解像度が上がり実際の作業が正確かつス

ピーディーになる。

セルフマネジメント系の書籍で読んだことの受け売りですが本当におす

すめです。

真面目な職人さんほど実践してほしいですね☆

 

さあ、いざ着工です!

足場屋さんはいとも簡単に組んでいきました☆

めっっちゃ高いでしょ(-_-;)(笑)

 

先ずは「捨て防水」。保険のかけておく作業です。

 

↓こちらの特殊な防水テープは「ファストフラッシュ」という海外製の

建築用外装テープです

厚みがあるのに伸縮性あり、今回のような波板でも隙間なく接着。

内面ブチルで気温が上昇すると自己融着します。

一度張ってしまえば剥がせないでしょう。

しっかりと圧着してこの様な収まり↓

メーカーのカタログだと外部面は対候性有りとのことなのでこれで完

了!でも良いかもしれませんが、なんとこの防水テープこそが「捨て防

水」です。

さらにこの上に防水をかけていきますよ☆

FRP防水ライニング↓

ボルト部の頭はもちろん小さなリベットまで全てをカバー☆

雨漏りを止めるのに最も適している防水工法と言えばFRP防水の右に出

る工法はないでしょう。

↓細部はこんな感じ。FRP防水ならどのような形状でも成型せることが

出来ます。

合計4箇所の役物を同様に作業していきます☆彡

今回のトップコートはベージュ色で完了!

ベージュもいいですね👍

 

丁度一年が経過しましたが今のところ大雨でも雨漏りは無いようです!(^^)!

ここまですれば雨水が侵入しようがないですよね。

 

少々高額でしたが理解してくださったお客様に感謝します(人’’▽`)

 

北風が吹く時期の高所作業は大変でしたが、最初に決めた3つを淡々と

作業しただけです。

自分が「雨漏り診断士である」、「職人歴20年以上のベテラン」はさほど

関係ありません。

職人歴5年未満の防水施工士でも考え方ひとつで同じ結果を得られるで

しょう。

 

自分は優れていると思うことは決して悪いことではありませんが計画を

立てることである程度の完成度は担保されます。

あとは作業工程を無理なく終わらせれば結果的に良いものが出来る、ど

んなケースも「これは大変だ」と思わずに取り組むことができるのです。

 

マニュアル人間が揶揄されるような昨今ですが一度自分でマニュアルを

作ってみるのもいいかもしれませんね☆

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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