ピタワークスの想い

昨今での住宅リフォーム業界では雨漏りに起因する詐欺が多いといいます。
もちろん多いのは事実だと思いますが私の見解は少し違います。その一例としてこんな話があります。
『大掛かりな外装リフォームをしたが雨漏りが止まらなかった』こんな相談をうけて現場を見させていただきました。
結論からいうと、この現場の雨漏りは5mmの穴を一箇所コーキングすることでピタリと止まったのです。
ご主人曰く『若い社長さんだったが何回も足を運んでくれた。決して悪徳と言われるようないい加減なことはなかった』とおっしゃってました。
このリフォーム会社の社長さんが雨漏りの発生メカニズムが理解できたとしたら、こんなことにはならなかったはずです。

雨漏りは住まれているかたのヒアリング（聞き取り）が非常に重要が要素となります。
お子さんの部屋の天井の雨漏りであればどんな時に雨漏りするのかお子さんに直接なるべく詳しく聞かねばなりません。
なぜなら雨漏りの状況を一番よく知っているのはお子さんだからです。
雨漏りするのはどんな時か？短時間の時か？大雨の時か？長時間の長雨か？雨の降りだしから何分後にしずくがおちたか？雨の方角は？などなど
こんな簡単なことをしない業者がとても多いのです。
われわれ雨漏り診断士は絶対に決め打ちしません。

同じ地域で同じ仕事を10年以上続けている。こんな職人さんの仕事はまず間違いないでしょう。さらに有資格かどうかも確認しておく必要があります。
今の時代職人といえども勉強してインプットすることは非常に重要な要素です。
どんな仕事でもそうですが、誠実にとりくむのは当たり前、整理整頓当たり前、清潔清掃当たり前の厳しい時代です。
しかしながら私が注目して欲しいのが『聞く力』を持っているかどうか？先に述べましたがこれがなかなか難しいのです。
ベテランになればなるほど『聞きとり』に気をつけなければなりません。
わたしはかつてコーチングスキルを学んだことがありその時の学びが仕事でのヒアリングにとても役に立っています。
この聞き取りで双方が納得していれば間違った方向には進みようがありません。
トラブルや施工後のクレームを限りなく0にする。結果リピートや紹介を下さる。日々とてもやりがいを感じます。